芸術は爆発だ!
キムタクの妻であり、cocomi&Kokiの母で歌手の工藤静香さん。
工藤静香さんと言えば、20代のころから約30年も書き続けている『画家』という顔も。
二科展に入選するたびに話題となる工藤静香さんの絵画ですが、
名実ともに、芸能界一、絵の実力があるというのは本当でしょうか?
工藤静香さんの絵は、まさかの「下手くそ」という辛口評価もあるようですが…
そもそも、「二科展」ってどれくらい権威があるもの?
果たして専門家からの評価はいかに!?
工藤静香の絵画作品
こちらは工藤静香さんの絵画作品。
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今年も無事に出展できて良かった💦 右の絵が国立新美術館に飾られています。 この絵は年末ディナーショーに両方持っていきますね! タイトルは心の声です。
…ど、どうでしょう?
工藤静香さんのインスタコメントにあるように、国立新美術館に飾られるほどの絵画。
よーく見ると絵の左側の女性、工藤静香さんご本人に、とても雰囲気が似ています。
色合いも独特で、ピアノの音色とともに、二人の女性からオペラの歌声が聞こえてきそうですね。
私は芸術的なセンスも何もないド素人なので、なんとも言えませんが
世間で「下手くそ」という声もある要素は見当たりません。
全体的にどの作品も、アンニュイ(ミステリアスで神秘的)な雰囲気の工藤静香さんの絵画。
絵は、その時の作者の心情が、映り込むといいます。
工藤静香さんが絵を書き始めたころは1995年(25歳頃)で、まだ木村拓哉さんと結婚する前。
彼氏がYOSHIKI!?と騒がれていた頃でしょうか。
過去には、父の勘七さんが他界し、母武子さんが子宮癌にかかって、
娘の工藤静香さんが闘病生活を支えていたことがありました。
実生活で希望を見いだせず、過去には憂鬱で暗い作風もあったようですが、
2000年に木村拓哉さんと結婚&出産後からの作風は、
全体的に明るくて優しい雰囲気の作風になっていったのだそうです。
工藤静香の絵画は「下手くそ」の評価?
20代のころから、約30年も絵を描き続けている、画家の工藤静香さん。
自身の芸能生活と同じくらいの歳月を、絵画の制作活動にも費やしていています。
絵画のプロでも入選が難しいとされる「二科展」にも、1990年以降1回の特選、14回の入選実績があり、腕前は間違いなくホンモノ。
しかし、そんな工藤静香さんの絵の評価については、
「へたくそでは?」
という噂もあります。
実際のところ工藤静香さんの絵が
「へたくそ」
と言われてしまう理由は何でしょう?
それには理由は3つあるようです。
理由1)黒魔術的?
1つ目は、工藤静香さんの作品が黒魔術的だということ。
工藤静香さんの描く絵の中には黒魔術的要素が組み込まれていることがあるんだそう。
黒魔術的要素というのは、悪魔を崇拝している人が、写真を撮ったり、絵やマークを描く時、
同じく悪魔を崇拝している人や、その道に詳しい人が見れば分かるような要素の事です。
『サタニック・サイン』と巷で呼ばれているそうですが、例えば、
- ピラミッド
- 五芒星
- 六芒星
- 山羊
- ヘビ
- ドラゴン
- フクロウ
- 1,6,9,666などの数字
- 片目をつむる
などなど、なんともヤヤコシや~な世界ですが、これらが黒魔術的要素といわれる『サタニックサイン』の特徴なんだそう。
工藤静香さんはその黒魔術的要素を紛れ込ませていると言うんです。
工藤静香氏の絵画、やはり、できれば本人とセットになっている方が良い。 pic.twitter.com/bZ7O1ST7VH
— ゆっきゅん (@guilty_kyun) December 18, 2017
↓1枚目↓
2011年の作品。
「この絵のタイトルは精霊spirit です。
あらゆる生物、無生物問わずに、宿る力を表現したくて描いた作品です」
と、このようにインスタで紹介している工藤静香さん。
フクロウとオオカミが描かれていますね。
フクロウは古代象形文字で13を意味していて、
13と言えば悪魔の数字や不吉な数字として知られています。
そういえば、「13日の金曜日は不吉!」とか「黒猫が通ると良くない」とか、
筆者も幼いころ、意味はよく分からないまま、周りが怖がっていた時期がありました笑
あなたも、ご経験があるのでは?
↓2枚目↓
2枚目は、2010年の二科展で「特選」を受賞した、『瞳の奥』という作品。
蝶がシンボルになっているや、右下の花が目玉を表現していると言われています。
↓3枚目↓
3枚目は、2011年「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 −手塚治虫と四大巨星」にて出品した作品。
こちらも、黒魔術的要素といわれるコブラの絵が描かれています。
「ブッダが瞑想している時に嵐にあい、蛇がブッダの背後に立ち、鰓で傘を作ったという話を読み、これが人を思いやる気持ちなんだと思って、コブラの絵を描きました。地を這う蛇に対し、イヌワシを描いて天と地を表した。しゃぼん玉は、今回は、「命、魂」として描き入れました」
このように、工藤静香さんは描く作品には、よく黒魔術的要素を紛れ込ませていると言われるようになったんです。
こじつけな感じもしますが、黒魔術のシンボルなどに詳しい人からみたら、
「工藤静香の絵はサタニック・サインばっかりだ!」
となってしまうのかもしれませんね。
確かに、工藤静香さんの絵は、全体的に物悲しげで虚ろで、独特の世界感があります。
全体的にブルーが多く、どこか「陰」や「影」の部分を感じる人がいるのも、無理はないかなと思います。
そんなことから、
「へたくそなのに黒魔術に頼って入選している」
と言ったような声も上がるようになったようですね。
理由2)まさか…工藤静香の絵画にクリムトのパクリ疑惑も?
工藤静香さんの絵には、まさかのパクリ疑惑も浮上していたことがありました!
誰のパクリと言われているのかと言うと、
「グスタフ・クリムトGustav Klimt」
という、19世紀末のウィーンを代表する帝政オーストリアの画家のこと。
クリムトの絵についてパッとイメージする方は少ないと思うので、まずはクリムトの絵をご紹介します
『メーダ・プリマヴェージ』(1912年)
『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』(1907年)
たしかに、素人から見ても、人物の顔つきや、柔らかな雰囲気の絵のタッチが似ている気がします。
実際に、絵画ファンの人からは、
「工藤静香さんはクリムトに影響受けてるのかな?画風がソックリ」
という声が多数ありました。
「工藤静香の絵画=クリムトのパクリ」
と言われてしまう理由は、単に絵画の雰囲気が似てるからとという理由で、
まんま構図がソックリでパクッてるじゃん!ということではありませんでした。
たしかに、工藤静香さんは世界の名作品は鑑賞されているでしょうし、
クリムトの存在も、もちろんご存知でしょう。
ご自分の描く作品に少なからずクリムトの影響を受けている可能性は、ゼロではありません。
でも、誰か上手な人の作品をマネすることから始めるのはどの分野でも同じですし、
模倣しながら少しずつ上達して、自分のオリジナル性を出していくものだと思います。
パクリというのは、本来「盗用」という意味で、
人が考えたアイデアや構図を、そっくりそのまま、さも自分が考えた物だとするのがパクリ。
そう考えると、工藤静香さんの作品はパクリでは無いとは思いますね!
工藤静香の絵画の実力や入賞歴
工藤静香さんの入賞歴などを知らない人からすれば、
「工藤静香さんは、絵画は趣味でやっているのでは?」
と思う人も多いようですが、実際は有名画家の元で長年、本格的に学んでいるそう。
二科展では1990年(20歳)以降、
- 20回以上の入選
- 1回の特選(2010年)
- 「会友推挙」に選出(2016年)
- 絵画部で会友(2017年より)
という輝かしい実績があります。
2010年『瞳の奥』が二科展で特選受賞!
1990年以降、毎年のように二科展に入選していた工藤静香さんの絵画。
連続で入選し続けることもスゴいことなのですが、
その才能に大きくスポットライトが当たったのは、
2010年の二科展で「特選」を受賞した時のことでした。
その時の作品は『瞳の奥』というかなり大きな絵画。
このとき「特選」に選ばれたのは、応募総数3007点の作品の中から、たった25点だけだったそうで、工藤静香さんの絵画への評価の高さが分かります。
ちなみに、過去には俳優・石坂浩二さんも「特選」を得ているのだとか。
2016年 「会友推挙」にも選ばれている
さらに、工藤静香さんの絵に素晴らしい評価を受けたのは、2016年。
連続入選をすることでやっと手にできる
『会友推挙(かいゆうすいきょ)』
にも選ばれています。
芸能人の作品が会友に推挙されたのは初快挙だったそう~!
会友推挙とは、専門的な知識を備え、目の肥えた二科展の会員が、作品をあらためてチェックし、その上で「特にすぐれているものをピックアップする」というもの。
工藤静香さんは『第101回二科展』に出品した「心模様A」「心模様B」の2作品が入選し、会友推挙に選ばれました。
二科展で賞を受賞するだけでもスゴイことで、
さらに厳しい目を持つ人々からも高い評価を得られるということは、
工藤静香さんの絵画の実力は、はやり本物ではないでしょうか。
工藤静香が毎年入選の「二科展」とは?
さて、二科展、二科展とさんざん持ち上げてきましたが、
そもそも二科展って、どれくらい権威のある公募展なんでしょう?
二科展は、絵画・彫刻・デザイン・写真の4部門あり、
二科会が毎年秋に開催する美術展で、2020年でちょうど100周年を迎えた歴史ある公募展。
文展は官展(=政府主催の展覧会)として、大正初めにはすでに、画家の登竜門のひとつとして重要な存在でした。
「芸能人が出品することでメディアが取り上げるので知名度こそあれど、実際には市民絵画展とレベルは大差ありません。今年(2015年)の搬入点数は2978点で、そのうち721名が入選。出品者はだいたい一人2~3点は出品しているので、つまり落選する人はあまりいないんです。ましてやPR効果の高い芸能人なら、ある程度のレベルの絵が描ければ落選することはまずないと考えていいですね」(文化系雑誌ライター)
絵画部門の2018年の応募総数は2479点で、うち入選が694名だったとこのと。
一人2~3点出品しているとすると、
確かにほとんど「入選」している(できる)ことになりますね(笑)
絵心が全くない筆者からすると、二科展ってずいぶん権威ありそうなイメージですが、
どうやら、入選すること自体はそれほどでもないのかも?ww
二科展に「芸能人枠」ありでレベルが低い?
二科展の過去の入選・入賞した著名人リストをみると、工藤静香さん以外にも
- 石坂浩二 – 特選(時期不明) 入選:1974 – 1985年
- 五月みどり – 入選:1989年・1990年
- 押切もえ – 入選:2015年
- 八代亜紀 – 入選(時期不明)
- エド・はるみ – 入選:2019年
ほかにも、
- 押切もえ
- 佐藤詩織(欅坂46)
- 若月佑美(乃木坂46)
- 片岡鶴太郎
- 加山雄三
- ジミー大西
- 長渕剛
- 増位山太志郎
- 佐藤春夫
- 黒澤明
- 大阪圭吉
- 雪村いづみ
- 朝比奈マリア
- 池田理代子
- バロン吉元
- 青島幸男
- 田中道子
…などなど、毎年のように著名人の入選が続いていて、
二科展に実は
「芸能人枠があるのでは?」
「芸能人の入選はイロモノ」
「審査が甘いのではないか?」
と疑問の声も多く出ているようです。
もちろん、中には本物の実力と才能で勝ち取ってる方もいらっしゃると思いますが、
著名人を入選させる理由は、
・マスコミがとりあげて知名度を上げるため
・芸術を広めるPRのため
と言われています。
工藤静香は芸能界一絵が上手い!
ただ、ご紹介した通り、工藤静香さんは、二科展においては
という輝かしい実績で、一人だけダントツ群を抜いた実績です。
(二科展の権威やレベルはさておき)名実ともに
「芸能界一絵が上手い」
と言ってよいのではないでしょうか。
工藤静香の絵画の値段もプロ級!?
工藤静香さんは、描いた絵を趣味として終わらせるだけでなく、
プロ画家として、作品販売もしています。
その価格を調べてみると、
1枚最低10万円以上~30万円以上
もの値段が付くのだとか!
絵画の作品をプリントしたスカーフなど、関連のグッズ販売も手掛けていて、
ビジネスとしてしっかり稼いでおられます。さすがです。
工藤静香さんは、絵画だけでなく、自ら作詞作曲をしたり、ジュエリーデザインも手掛けるなど、も~とにかく多才。
工藤静香さんって、いくつ才能があるんでしょうね。。。
工藤静香の絵画は下手くその評価パクリ疑惑?値段や実力まとめ
芸術、とくに絵画は人それぞれ好みがあって当然。
工藤静香さんの絵を「下手くそ」「パクリ」と感じる人もいますが、
専門家からは高く評価されていて、名実ともに芸能界一絵が上手い工藤静香さん。
絵画作品の値段は最低価格は10万円以上するというのですから、
それだけ需要があり高く評価されているということには間違いありません。
多才すぎる工藤静香さんの今後の活躍にも、注目していきたいと思います。