人気狂言師の野村萬斎さん。
狂言師といえば、チョコプラ長田さんと「そろ~りそろり♪」でコラボも実現した和泉元彌さんは今何をしているんでしょう?
野村萬斎さんと和泉元彌さんの関係は、家系図上、遠い親戚同士ではありますが、
共演もないため、不仲も囁かれています。
約20年前まえは、母“セッチ―“と毎日ワイドショーを騒がせて、なかなかのイケメン狂言師だった和泉元彌さんも、もうすぐ50代。
さっそく野村萬斎さんの家系図で、和泉元彌との関係を確認するとともに、
和泉元彌さんの当時のスキャンダルや、野村萬斎さんとの違いも比較してみました。
野村萬斎と和泉元彌は親戚同士で狂言師!関係は?
野村萬斎さんと和泉元彌さんは
「またいとこ」
とか
「はとこ」
とか言われる関係で、お祖父さん同士が兄弟という、遠い血縁関係にあります。
同じ《狂言師》で、俳優やタレントとしても活動しているお二人ですが、
「和泉元彌って今何してる?」
「野村萬斎と和泉元彌って共演しないのかな?」
とか疑問に思う人も多いんじゃないでしょうか。
そもそも、和泉元彌さんは過去スキャンダルで、能楽協会から退会処分を受け、
狂言界からは「狂言師」とは認められていない、悲しい現状がありました( ;∀;)
野村萬斎と和泉元彌は血縁関係あり
狂言師の野村萬斎さんと和泉元彌さんは「はとこ」の関係、
つまり親同士が従兄弟(いとこ)で、血縁関係があり、家系図上は遠い親戚同士。
狂言(きょうげん)とは、能と同様に猿楽から発展した伝統芸能の一つ。明治時代以降は、能・式三番と併せて能楽と呼ぶことがあり、約650年の歴史を持つ古典喜劇の一つです。
野村萬斎の兄弟は?
野村萬斎さんは、1966年4月5日生まれ、2021年のお誕生日で55才になります。
最近はバラエティーでも引っ張りだこで
「イケオジ(イケてるおじさん)」
とか
「未来の人間国宝」
といわれて人気急上昇中。
野村萬斎さんは狂言方和泉流の家に生まれ、幼い時から、人間国宝である父・野村万作さんから狂言の指導を受けて育ちました。
野村萬斎さんは4人きょうだいで、上に2人のお姉さん、下に妹で男は野村萬斎さん一人。
「伝統芸能を一人で受け継いでいかなければ」
という重圧があったと思います。
学歴も芸も完璧な野村萬斎
野村萬斎さんは、小学校から高校まで筑波大付属の学校に通い、
大学は1989年に東京藝術大学音楽学部邦楽科能楽専攻を卒業。
現在の名前『野村萬斎』を襲名したのは、1994年の28才の時。
野村萬斎さんは一般女性の「千恵子」さんと結婚されていて、お子さんは3人。
長女 野村彩也子(さやこ)1997年生
長男 野村裕基(ゆうき)1999年生
次女 野村彩加里(あかり)2006年生
学習塾『公文式』のCMでは、息子の狂言師の野村裕基さんと、ミス慶應だった野村彩也子さんと共演して話題です。
▼野村萬斎さんの家族についてくわしくはコチラもクリック▼
美男美女で、公文式の卒業生なので、賢そうです。
野村萬斎さんといえば、以前、羽生結弦選手が《陰陽師》のプログラムを滑った時も、
羽生結弦選手に直接「所作」を指導していたこともあり、
こんなにスポーツと親和性の高い狂言師は、野村萬斎さん以外いないですよね。
(2020年オリンピックは残念でしたが…)
そして、狂言師と言えばもう1人、
和泉元彌(いずみもとや)さんを思い出す方も多いのではないでしょうか?
かれこれ10年以上前は、毎日のようにスキャンダルでテレビのワイドショーに取り上げられ、
母の節子さんこと“セッチ―”と世間をさわがしていましたが…
今は何をされているんでしょう?
和泉元彌の現在の肩書や仕事は?というテーマで調べてみたので引き続きご覧ください。
で、和泉元彌って今何してる?
すっかり「あの人は今」な存在になってしまった和泉元彌さん。
wikiのプロフィールによると…
本名:山脇元彌(やまわき もとひさ)
1974年(昭和49年)6月4日
「能楽狂言方和泉流二十世宗家」を自称する狂言師
という紹介。自称の狂言師…( ;∀;)
実は和泉元彌さんは、野村萬斎さんの野村万作家を含め、和泉流職分会は和泉元彌さんを宗家と認めていません。
にもかかわらず和泉元彌さんは二十世宗家を名乗り続けているという現状。
もちろん、人によって意見や好みは異なりますが、ネット上でも
「野村萬斎さんの舞台は、他に追随を許さないほど個性的かつ魅力的」
「全てにおいて野村萬斎さんが優れています。比較するまでもなし」
「バラエティ番組にてイメージアップを狙う和泉元彌は見苦しい」
「野村萬斎の所作の確実性や華、表現力の「芸」は比較になりません、比較する意味がないです」
など同じ意見が多かったです( ;∀;)
野村萬斎と和泉元彌って仲が悪い?
野村萬斎さんと同じく「狂言師」を自称している和泉元彌さん。しかも2人は遠い親戚同士。
もちろんお互い何かコメントしているワケではありませんが、
『野村萬斎さんと和泉元彌さんは共演NGで仲が悪い』
と世間では言われています。
そもそも、規律が厳しく神聖な伝統芸能の世界。
「自称」となってしまった和泉元彌さんと、ホンモノの野村萬斎さんは、今後も交流も共演もありえないと思います。。
和泉元彌の今の仕事は?
野村萬斎さんは、狂言師、俳優として活躍していますが、和泉元彌さんはというと、
現在も「自称」ではありますが、公演を続けています。
ただし、正式な能楽協会の公演ではなく、和泉元彌さんが姉や子供たちと行っている、自主公演です(*^_^*)
ほかにも、小学校で狂言を知ってもらうための、訪問巡業も行っています。
和泉元彌さんはブログやツイッターもやっているので、そこで近況なども知れますよ。
和泉元彌・なぜ自称狂言師になった?
和泉元彌さんの学歴は、青山学院幼稚園~高等部を経て、2001年青山学院大学文学部日本文学科卒業。
学歴はとても優秀、妻はタレントの羽野晶紀さんです。
ちなみに、野村萬斎さんの学歴は、筑波大付属の一貫校を経て、東京芸大卒というエリート中のエリート。
野村萬斎さんと和泉元彌さんは、同じ和泉流という流派ですが、現在の立場は身分は全く違います。
和泉元彌さんの父は、和泉流十九世宗家である和泉元秀さんで、
野村萬斎さんと同様、幼少期からお父さんに狂言の稽古受け、1977年、3歳の時に「靫猿」で初舞台を踏む狂言界のサラブレットとして成長していきました。
しかし、父・和泉元秀さんを(享年57歳)早くに亡くしてしまいます。
1995年和泉元彌さんが21才の時、先代の父の死後に
「和泉流二十世宗家 和泉元彌」
を襲名。
ところが、野村萬斎さんの叔父である野村萬が会長を務める和泉流職分会などの狂言関係者から
『和泉元彌を宗家と認めていない!』
と反発の声があがり、和泉元彌さんは裁判まで起こしましたが、
けっきょく能楽協会から退会命令という重い除名処分を下され、
当時は日本中を巻き込んで大騒動になりました。
そして現在は『自称狂言師』という肩書の説明に。
理由は、度重なる素行不良や協会を批判するなどの騒動を起こしたことで、
能楽の伝統と格式を汚したというのが理由になっています。
…その後も
- 駐車違反
- 所得隠し疑惑
- 接触事故
- 震災義援金の流用疑惑
- 妻との別居騒動
などなど、でるわでるわワイドショーネタ。
あぁややこしや~!ややこしや~!
なかでも、懐かしいですね~ダブルブッキング騒動!
あの頃ワイドショーを連日賑わせていましたよね。
しかも2005年10月には、なぜかプロレスデビューした和泉元彌さんww。
元彌さんにはバッシングの嵐でしたが、なぜか「セッチー鬼瓦せんべい」(6枚1000円)は人気で即完売でした(笑)
セッチ―…今でもお元気なのかな?
#あのときSNSがあったらどれだけ荒れたのか総選挙
和泉元彌の大根芝居に加えて、翌年のダブルブッキング、ドタキャン騒動で大河の主役に抜擢するんじゃなかったて炎上したろうなあ… pic.twitter.com/lVLDHQVqsJ— The Explosion Band (@daisuke5513) 2018年8月6日
和泉元彌さんは、
“ダブルブッキングでも遅刻でもござらん!開場前からずっと上で待っておったのじゃぁぁ~!“
と自虐ネタを高々に叫びつつ、ヘリコプターの爆音とともに金色の派手な衣装で登場。
試合では、対戦相手の元レスラー鈴木健想との攻防を展開し、最後に
「空中元彌チョップ」
を連発してピンフォールを奪ってました。
盆明けの仕事、ちゃきちゃき動いてもう汗だくじゃ。以前、仕事で使うからと撮った写真探してたら、その写真のすぐ隣に空中元彌チョップいた pic.twitter.com/aSeVvfbZHb
— センラ@浦島坂田船 (@sen_sen_sen_sen) 2017年8月17日
今考えても、こんなに面白い人、いないんじゃないでしょうか。
“和泉元彌はどこに向かうんだろう…”
と思ってテレビを観ていたのは筆者だけではなかったはず。
テレビ的には格好の美味しい『ネタ』の宝石箱のような人でしたね~ww。
意味がわからなかった30代以下のあなたはすみませんでした。(笑)
セッチー節はまだまだアツかった!
あの宗家継承騒動から約20年。
すっかり“あの人は今”な存在となった、和泉元彌さんの母のセッチーこと和泉節子さん。
な、なんと、76歳になった和泉節子さんは、
2019年2月に雑誌の突撃取材で、野村萬斎さんについてもインタビューで答えていました
2005年の愛知万博で狂言を披露したのは和泉流宗家だった。それなのに、来年の世界的大舞台(東京五輪2020)に野村萬斎が指名されたことには、複雑な思いがあるのかもしれない。
「和泉流の中から出て行った野村萬斎さんが開会式などの演出をされるということですよね。ただ、家格で言ったら、あそこは弟子筋ですから。なので、オリンピックではずっこけない狂言演出にしてほしいわ。」
「うちはアメリカをはじめ、中近東やアジアと、海外40都市以上行ってます。
和泉流宗家は尾張徳川藩のお抱えだったわけで、今年で581年。孫は4人いて、元彌の子で二十一世を継ぐ元聖は10歳になりました。未来は明るいですよ」
セッチ―曰く、あくまで野村萬斎さんは、セッチーの和泉流から出ていった弟子筋の狂言師。
もちろん自分達の方が本家本元で、海外ウケもいいし、歴史も長くて頼もしい後継者もいるという主張のようですね。
そろりそろりどころか、威勢のいいセッチー節は健在(笑)
野村萬斎さんに、これだけイチャモンを堂々と公言できるのは、もはやこの世で和泉宗家を束ねるセッチーくらいじゃないでしょうか(-_-;)
空中元彌チョップて10年以上前か
俺も歳を取ったな… pic.twitter.com/4e4OMDbvcw— たまむし (@papimon0101) March 11, 2019
では、そろりそろりからの
「空中元彌チョップ」
があざやかに決まったところで、
引き続きもう少し、野村萬斎さん家系図を探してみましたのでお付き合いください。
野村萬斎の家系図がこれだ!
野村萬斎さんは由緒ある能楽の家系。
分かりやすい家系図がネットあったのでお借りしてみました。
ちょっとみるだけで《人間国宝》が沢山いらっしゃいますね!
なんともありがたい家系…
下から2番目にいらっしゃる「和泉元秀」が、先ほどお話しした和泉元彌さんの父ですが、その次の右の枠が白く抜けてますね。
これがもともと和泉元彌さんの位置でしたが、和泉元彌さんが能楽協会から退会命令を出されてしまったからだと思います。
この図を見ると野村萬斎さんと和泉元彌さんのおじいさんが兄弟になるので
2人は「はとこ同士」となり、血のつながりはあるということですね。
野村萬斎の代表作「陰陽師(おんみょうじ)」とは?
野村萬斎さんといえば『陰陽師』を思い浮かべる人も多いと思います。
『陰陽師』は2001年公開の映画で、平安時代に陰陽師として活躍した「安倍靖明」を主人公とした小説が原作の映画。
主人公の安倍靖明役を野村萬斎さんが演じ、その年のアカデミー賞で、野村萬斎さんは
「新人俳優賞」と「主演男優賞」
の2つの賞を受賞して話題になりました。
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野村萬斎の陰陽師かっこいい!羽生結弦と対談とフル動画を見る方法も!
『陰陽師』といえば、フィギュアの羽生結弦選手がソチ五輪オリンピックで、
映画のテーマ曲「SEIMEI」を使用し、『陰陽師』を意識した振付の演技も話題になりました。
羽生結弦選手は野村萬斎さんに『陰陽師』のアドバイスを直接もらい、
オリンピックで世界歴代最高得点を2度も塗り替え、前代未聞の歴史的偉業を成し遂げました。
野村萬斎と和泉元彌の違い!家系図や狂言師の実力を徹底比較まとめ
狂言師の野村萬斎さんと和泉元彌さんの違いや実力比較!ということでしたが、
・能楽協会から除名処分の「空中元彌チョップ」《自称》狂言師の和泉元彌
と
・俳優としてもバラエティーにも引っ張りだこ、東京オリンピックの閉会式の演出まで手掛ける《未来の人間国宝》狂言師の野村萬斎
…で「違い」というより比べるものではなかったですね( ;∀;)
和泉元彌さんもそこそこイケメンだし(上から目線)、まっとうに狂言をしていたらきっと今頃は違った姿だったのかも…とちょっと残念な気持ちになってしまいましたが、
自称でも負けずにこれからもお仕事頑張ってほしいですね!
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コメント
三宅右近さんが十世三宅藤九郎を継ぐはずだったのが、元彌のワンマン父が次女の祥子に継がせてしまった頃から間違いの元でした。元秀は正規の和泉流宗家であったので、弟の右近さんに継がせず堂々と自分の娘に藤九郎名跡を継がせてしまった‼️
また当時芸が未熟だった元彌を強制的に二十世宗家を名乗らせたのは元秀の妻の節子で、元秀に次ぐ和泉流芸時取締長老(現在の)野村萬に宗家を持って行かれる事を警戒してだのだろう❗️ 萬さんが宗家預りとなって元彌を一人前に育ててからにするのが正解だった。
今、和泉流の主力は野村家の萬さんと万作さんと萬斎さんに三宅右近さんですねwww
萬さんの次男の万蔵さんはちよっとぱっとしなくてスター性か欠けてます。早逝した長男の万之丞さん(前万蔵)の方が顔も良くて期待されていたので、萬さんが亡くなられたら万作さんの家系が和泉流を引っ張って行くことになると思います。
元彌の二人の姉は能楽協会には所属しているので、姉さん方は能のアイとして能にも出られるのですが、能役者たちが元彌系の人物を避けるでしょうから、お姉さんたち可哀想ですよね。
深いところまで言及したわかり易くて良いまとめですね。
系譜からいえば和泉元彌さん側が宗家名乗るが正統なのは一目瞭然でしょう。
口出しした能楽協会の方が職権濫用に思えます。
芸が未熟というけれど宗家である事と芸事の上下はまた別にございしょう。
協会側が先に宗家を認めないとしかけたのだから、協会批判の騒動は当然の仕儀。
能楽の伝統と格式を汚した口実で退会処分はいいかがりに近いですね。
あの騒動はいかにも陰湿陰険な日本人的で嫌なものをみせられました。
和泉流の和泉元彌ですから腐らずにがんばってもらいたいです。
せっちーも長生きして元気に宗家と名乗り続ければ百年すれば宗家として定着するものです。こういうのは長生きと意地の戦い。
記事の書き方が和泉元彌側をキワモノに仕立てる感が強すぎるように思いますが、元彌チョップだけでなく、大河ドラマの主演もされた方である事も触れて欲しかったです。
野村さんと和泉さんのお子さんは学年は違えど同じ学校で、うちの子も同じ学校でどちらの狂言も見させていただいてますが、伝統芸である狂言への真摯な取り組み方は一般人からは驚嘆すべきものがあります。
強烈キャラの元彌父が早く亡くなられた事が、今の状況を生み出したと思いますが、どちらの家系も確実に子供に芸が受け継がれていますので、将来はいっしょに演じられることを願ってます。