咀嚼音asmrの意味は？おすすめの日本ユーチューバー動画も紹介！

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最近小中高生に大人気の動画ジャンル

「ASMR(エーエスエムアール)」

ってご存知ですか？

私が最初にテレビで紹介されていたasmrは、人がひたすらむしゃむしゃ食べてる

『咀嚼音(そしゃくおん)』

ばっかりだったので、正直何が面白いのか、全く意味が分からなかったんですよね。

実は、asmrとは音を聴いて心地良くなる反応を意味する言葉なので、

たとえば、水が流れる音やハサミで物を切る音なども、聴く人によってはasmrってことになるんです。

asmrが体に影響するリラックス効果の実証実験も世界では進んでいて、年々、注目が集まっている分野のひとつ。

asmr動画を今まで見たことがない方でも楽しめる、おすすめ動画も紹介！

asmrの発祥！何の略称略語？読みや意味は？

ASMRとは

Autonomous (自律性)

Sensory (感覚)

Meridian (絶頂)

Response (反応)

の頭文字をとったもので、直訳すると自律感覚絶頂反応という意味です。

asmr=いわゆる、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚のこと。

asmrの読み方は頭文字をそのまま、

「エーエスエムアール」

「エイエスエムアール」

などと読まれるほか、

「アサマー」

「アスマー」

「アズマー」

などとも言われます。

asmrの起源は、2009年にWebサイトメディアの「ASMR UNIVERSITY」の設立者の米国人女性ジェニファー・アレンが命名した言葉と言われ、

asmr自体は、まだ新しい研究分野。

日本でも2013年頃からジワジワと、YouTube動画を中心に人気が上昇してきたasmr。

asmrを扱う動画投稿者は

「ASMRIST（アスマーリスト）」

「ASMRtist（エー・エス・エム・アーティスト）」

などとも呼ばれています。

asmrのユーチューブ動画とは？

ユーチューブでも、こぞって取り扱われるようになったasmr動画。

具体的には

咀嚼音(食べ物を食べる時の音)
スライムを叩いたりした時に出る音
スイカをスプーンで削る音
水が流れる音
野菜を切る音
焚火の音
黒板のキーッ音

などなど、何でもアリな大混雑状態。

でも、よく考えると、たとえば黒板のキーッという音なんて、

学生のころ教室に響き渡るだけで背中がゾクッとして、

クラス全員に嫌われていた音だった記憶があるんですが笑

asmrとは、実際はそんなに難しく考える必要はなく、ほとんどの人が知らず知らずのうちに経験してきた感覚や概念の一つ。

音の中でも、とりわけ聞くだけでゾクゾクッとしたり、逆にそれが心地よさを覚える現象のことを総称してasmrと呼ぶのですね。

この“ゾクゾクッ“とするポイントも、人によって感じ方はさまざまありますが、

そんな感覚の一つ(例えば黒板キーッ！)でゾクゾクする感覚を、

「ASMR」と2010年に初めて語源化した、ということです。

asmrと音フェチの違いって？

「音」を聞くことでの感覚や反応というのは、

鳥肌が立ったり
ゾクゾクしたり
眠たくなったり
心地よくなったり

などなど、感じ方は個人差が色々ありますよね。

癒し効果があると大人気のasmr動画は、日本では「音フェチ動画」と呼ぶ人もいるので、

asmr＝「音フェチ」？

と同じ意味だととらえている人も多いですが、

実は「asmr」と「音フェチ」には、違いがあります。

音フェチは、どちらかというと、性的魅力を感じるという限定的な意味に対して、

asmrは、音に対しての生理的現象全般のことを指します。

音フェチが、視覚からの刺激だけに反応するのに対して、

asmrは、大きな意味で体全体の刺激や変化という意味。

もちろん、感覚的に同じような感覚を体験するという点では

「あ、これは音フェチがワクワクするほうの音ね」

「今のはasmrの刺激音だわ」

とか、正確に区別して判断できる人はいないと思いますし、言葉が生まれた背景も違うでしょう。

単純に、少し前までasmrという単語自体が日本では知名度が低かったので、

「音フェチ」と一括で表現されていた、と説明するほうが分かりやすいかもしれません。

asmrの効果

asmrの体へのリラックス効果は、科学的な実証はハッキリとはまだ分かっていません。

ですが、専門家による研究はすすめられていて2018年、科学雑誌『PLOS One』6月号で、asmrの効果についての論文が公表されたました。

英シェフィールド大学の研究チームが発表した内容によると、

asmrの経験があると自覚している人は、経験したことが無い人と比べて、

心拍数が低下して緊張を和らげる
前向きな感情が上昇する

などの傾向が、asmrを聞くことで反応が起きやすくなっていることが分かりました。

このことから、asmrは反応に個人差はあるものの、明らかに体に良いリラックス効果をもたらすことが結論付けられました。

実際にYouTubeでasmrと検索してみると、『睡眠導入音楽』とうたっている動画も多く投稿されています。

私は高校生の受験生の時に眠れなくなったことがあって、よく『ヒーリング』と書かれた睡眠導入音楽CDで聞いていましたが、

たしかにそのCDには

水が流れる音
水が滴る音
鳥のさえずり

など、今思えばasmrを促す音がたくさん使われていましたし、これらの音は私にとってはとてもリラックス効果がありました。

音にも好き嫌いがあるので、私のように「人が食べる咀嚼音はむしろ苦手…」と言う人は、

リラックス効果を求めて無理に聞くと逆効果なので、

あくまで自分が聞いて、心地良いと感じられる音を聞く事が大事です。

asmrは咀嚼音だけじゃない！おすすめの動画

「asmrって意味がよく分からない」

と最初は思っていたあなたも、

「asmrって実は昔から存在していて、人によってこんなに反応が違うって面白い」

って思ったと思います。

現在、ユーチューブで投稿されているユニークなasmr動画は、

耳かき音（実際に耳かきをされているかのように感じられる動画）
タッピング音（パソコンのキーボード、箱・机を指で叩く音）
ヘッドマッサージ（耳かきボイス同様、実際にされているかのような心地良さを味わう）
咀嚼音（一緒に美味しいものを食べているかのような心地よさを味わえる）
ささやき声トーク（彼氏、彼女になりきれる）

などなど、個性豊かなものばかりで、

「こんな音さえ、人によってはasmrになるんだ…」

とアイデアに感心するものばかり。

好みが大きく分かれるasmrの世界ですが、主婦歴10年以上の私自身が心地いいと思ったおすすめ動画をご紹介！

●【ASMR】野菜の音を聴く

視聴回数：約7,000,000 回

【赤髪のともの実写チャンネル!!】さんのasmr動画です。

キャベツやタマネギ、れんこん、きゅうりを、切れ味バツグンの包丁で切る音、

ピーラーで皮を剥ぐシャーッという音も、なかなかシュールで心地良い。

まな板のトントン音って、幼い頃母が台所に立っていた後ろ姿がデジャブになって、

なんだか懐かしいような落ち着くような、そんな気持ちに、私はなります。

ちなみに、まな板のトントン音は、料理を彼女に作ってもらっている時の音を疑似体験できるようで、独身男性にも人気なんだとか笑。

そして次の動画はPESさんのasmr動画！

私が音フェチ動画(今で言うasmr動画)にハマるきっかけになった動画です。

● Fresh Guacamole

視聴回数：約18,000,000 回

ダイナマイトから出したアボカドと、ボールから出した玉ねぎを、サイコロに見立てて調理していくという…心地いい音とともに想像力が広がって、不思議な感覚に陥る動画ですよね。

再生回数は2020年2月現在で約1.8億回と、とんでもない記録を今も更新中の

世界的に人気のNY在住のアーティスト、PESことAdam Pesapane（アダム・ぺサペイン)氏のASMR動画。

ストップモーションというジャンルで、コマ撮りした写真を繋げて一つの動画にする技術だそうですが、

不思議な世界観と、音の心地良さに虜になる人が続出するPESさんの動画はクオリティが高く、ほかとは別格。

なんと第85回アカデミー賞の短編アニメーション部門にもノミネートされるほどの実力者で、どの動画も最後まで飽きずに見入ってしまいます。

俺が四年前位に音フェチを好きになった理由の動画https://t.co/mbpIBn5Xx2

— hosei@草花 (@hosei03040304) January 8, 2020

Fresh Guacamole by PES | Oscar Nominated Short https://t.co/NsZzWRVYLs
このひとのストップモーション料理の動画、他の人のと比べると音も動きも何もかもが優れてて見てて(聞いてて)きもちいい

— まるで存在しないかのような軽さ！ (@AirRip_DD) January 7, 2020