秋篠宮さまが2018年11月30日に53歳のお誕生日を前に、
紀子さまと記者会見された発言が物議をよんでいますね。
「大嘗祭(読み方:だいじょうさい)を行うのに、国費での支出は問題なのではないか?」
ということを秋篠宮様は言われているようです。
しかも、
「私の問題提起に、宮内庁長官は聞く耳持ってくれなかった」
との爆弾発言で、宮内庁と政府に激震が走っています。
秋篠宮家といえば、長女の眞子さまと小室圭さんの婚約問題も座礁中ですが、
どのような意図やお考えでこのような発言をされたのでしょうか?
今回は、大嘗祭の意味と読み方や新嘗祭との関係、そしてなぜ秋篠宮さまは今のタイミングで新嘗祭を取り上げられたのか、理由を見ていきましょう。
大嘗祭の読み方と意味
まず、秋篠宮様の発言で話題となった
「大嘗祭(だいじょうさい)」
とはそもそも何なのか見ていきましょう。
秋篠宮さまが30日に53歳の誕生日を迎えられました。先立って行われた記者会見では、新天皇が五穀豊穣を祈る皇室行事「大嘗祭」について、「(天皇家の私的生活費である)内廷会計で行うべきだと思う」と見解を述べています。
記事 https://t.co/J6fhlwv84N
写真特集 https://t.co/VD05Q5nIGK pic.twitter.com/ZAp830OimR— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2018年11月29日
大嘗祭の読み方
大嘗祭は、現在では
「だいじょうさい」
と音読みされることが一般的。
以前は、
「おほにへまつり」
「おほなめまつり」
など訓読みで読まれることが多かったようです。
大嘗祭は、天皇が即位の後、初めて行う新嘗祭(にいなめさい)のことを意味します。
7世紀から行われている宮中の伝統行事のひとつです。
前回の大嘗祭は、1990年の11月・昭和天皇の際に行われたということ。
大嘗祭と新嘗祭の関係は?
新嘗祭は、
「にいなめさい」
「にいなめのまつり」
「しんじょうさい」
とも呼ばれる、いわゆる“収穫祭”にあたる宮中行事のひとつで祝祭日の一つです。
というもの。
一年の収穫を祝い、働けることに感謝する日、
そう、皆さんがよくご存じの「勤労感謝の日」にあたる日です。
新嘗祭を、天皇行事から切り離される形で改められたものが「勤労感謝の日」となって、今の祝日に制定されているわけですね。
毎年11月、五穀豊穣(ほうじょう)をいのる宮中行事のことを “新嘗祭”という
のに対し、
新しく即位した天皇が初めて行う“新嘗祭”のことを、その年だけ“大嘗祭”と呼びます。
新嘗祭 → 毎年11月23日に行われる宮中祭祀のひとつ
大嘗祭 → 新しく即位した天皇が初めて行う新嘗祭のこと
前回の大嘗祭はいつだった?
前回の新嘗祭にあたる“大嘗祭“は、昭和から平成に変わった1990年でした。
ちなみに、この時は
約22億5,000万円
の費用がかかったと言われています。つまりは「税金」ですね( ;∀;)
7世紀(686年)の天武天皇の時から、大嘗祭を例年の新嘗祭と区別していたとされていますが、本格的には、18世紀の中葉の桜町天皇以後は復活し、現代まで至っています。
秋篠宮さま誕生日会見の内容と違憲の理由
2019年は平成が終わる天皇の代替わりの年なので、毎年の新嘗祭が大嘗祭と呼ばれ、盛大に執り行われることになります。
秋篠宮さまは、2019年5月の代替わりに伴い、皇位継承順位第1位の皇嗣(こうし)となられます。
秋篠宮さまは
と以前から強く思っていらっしゃったようで、そのお気持ちが、先日の記者会見で異例の発言となったのですね。
秋篠宮さまのお考え
× 大嘗祭の費用 → 国費で支出
〇 大嘗祭の費用 → 内定会計でまかなうべき(国費として支出すべきではない)
【ニュース速報】
眞子さまと小室圭さんのご結婚について、秋篠宮さま
「それ相応の対応を」婚約にあたる納采の儀については、今の状況が変わらなければ「行うことは出来ない」とされた。
「今でもふたりが結婚したいという気持ちがあるのであれば、それ相応の対応をするべき」と話された。
— AbemaTV@今日の番組表から (@AbemaTV) 2018年11月29日
以下、
秋篠宮さまが誕生日の記者会見で大嘗祭についてコメントされた内容全文の一部引用です
「例えば、即位の礼は、これは国事行為で行われるわけです。
ただ、大嘗祭(だいじょうさい)については、これは皇室の行事として行われるものですし、ある意味の宗教色が強いものになります。
私はその宗教色が強いものについて、それを国費で賄うことが適当かどうか、これは平成のときの大嘗祭のときにもそうするべきではないという立場だったわけですけれども、その頃はうんと若かったですし、多少意見を言ったぐらいですけれども。
今回も結局、そのときを踏襲することになったわけですね。
もうそれは決まっているわけです。ただ、私として、やはりこのすっきりしない感じというのは、今でも持っています。
整理の仕方としては、一つの代で1度きりのものであり、大切な儀式ということから、もちろん国もそれについての関心があり、公的性格が強い、ゆえに国の国費で賄うということだと。平成のときの整理はそうだったわけですね。
宗教行事と憲法との関係はどうなのかというときに、それは、私はやはり内廷会計で行うべきだと思っています。
今でも。ただ、それをするためには相当な費用が掛かりますけれども。大嘗祭自体は私は絶対にすべきものだと思います。
ただ、そのできる範囲で、言ってみれば身の丈にあった儀式にすれば。
少なくとも皇室の行事と言っていますし。そういう形で行うのが本来の姿ではないかなと思いますし、そのことは宮内庁長官などにはかなり私も言っているんですね。
ただ、残念ながらそこを考えること、言ってみれば話を聞く耳を持たなかった。そのことは私は非常に残念なことだったなと思っています。」
読売オンライン[宮内庁長官は聞く耳持たず…秋篠宮さま会見全文]より一部抜粋
「宗教色が強い宮中行事を国費で賄うことは適当と思えない」
「平成のときの大嘗祭(1990年)のときにも、私はそう考えていた」
「問題提起しても宮内庁長官は聞く耳持ってくれなかった」
とおっしゃっていて、秋篠宮さまは
「大嘗祭の公費処理が憲法違反なのではないのか」
とまで発言されています。
秋篠宮さま発言に世間の反応は?
秋篠宮さまの国の財政を考えられた清廉なお気持ちは理解できますし、国民からすれば
よく言っていただいた!その通りだ
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
秋篠宮さまが「政教分離」に言及。「大嘗祭」のように宗教色の強いものは私費で賄うのが適当。仰っていることは真っ当だがチョット驚きの発言。確かに皇室の神道行事は戦前の国家行事の性格を継承しているからな。これは政府と国民への問いかけです。日本会議や公明党は苦々しく思っているだろうね。 pic.twitter.com/nhqWMvpXDh
— Siam Cat_036 (@SiamCat3) 2018年11月29日
バカだバカだと思ってきたがここまで秋篠宮がバカだとは思わなかった。
朝から本当に情けなく思ったよ。
政府が大嘗祭を国費で賄うと決めた。それを今さら口出しした。
皇族が政治に口出しをすることはダメだ。
そして新天皇に即位される皇太子殿下に対しても無礼過ぎるだろう!!— ヘカテー (@vRwwdj1j9AEpcH4) 2018年11月30日
突然ではなく訊かれたから答えたのだが、それでも秋篠宮様の大嘗祭に関する発言には驚いた。しかし公費でなく内廷費での「身の丈に合った儀式が本来の姿」は至極まっとうな意見で、この倫理観には安心とともに感銘を覚えた。タガの外れた安倍政権の中で皇室がまともだということを物語っているからだ。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) 2018年11月30日
これは…
秋篠宮様は「誰が元凶か」「何が元凶か」よくお判りでおられる。
真っ正面から喧嘩しておられる。秋篠宮さま、大嘗祭支出に疑義「宮内庁、聞く耳持たず」:朝日新聞デジタル https://t.co/pnJSeAcBZC
— 菅野完事務所 (@officeSugano) 2018年11月29日
秋篠宮さまの発言には色んな意見が飛び交っているようです。
大嘗祭は天皇陛下の代替わり後の伝統行事として、千年以上にわたり行われてきた歴史ある行事。
そして、前回の1990年に大嘗祭にかかった費用は
約22億5,000万円
で、今回もほぼ同額の「国費」=「税金」が使われることでしょう。
ここからは、筆者個人の意見ですが…
大嘗祭は皇室の行事だけではなく、国を挙げての伝統行事。
「宗教色が強い」と秋篠宮さまはおっしゃいましたが、神道は今や日本の文化そのものになっているので、「宗教」というくくりでとらえるのも違和感があるのかなと思います。
ただ国費で支出になろうがなかろうが、
「身の丈に合った儀式にすべき」
というお考えには共感できます。
お立場上、今回の秋篠宮さま発言にはかなり驚きました。
でも、今後の公務の在り方や分担について真剣にお考えになり、国の財政を気遣う秋篠宮さまの気持ちには、感謝したいと思います。
大嘗祭(読み方:だいじょうさい)の秋篠宮さま会見内容と違憲の理由まとめ
秋篠宮家は、眞子さまと小室圭さんの婚約騒動以来、なにかと世間の注目を集めつづけています。
今回の記者会見でも小室圭さんについて秋篠宮さまの苦しい胸のうちが明かされていますが、
「それ相応の対応」を求められた、アメリカにいるであろう小室圭さんの胸中やいかに。
秋篠宮さまの会見によると
ともおっしゃっていました。
2020年に結婚延期とされていますが、2019年の天皇陛下の代替わりとともに、
眞子様と小室圭さんとの婚約騒動の行方も引き続き注目したいと思います。