秋篠宮様は皇太子になる?ならない?「皇嗣」の読み方や意味も!

秋篠宮さま

皇太子=次の天皇というイメージが長年ありましたが

皇位継承順位1位の秋篠宮様は皇太子になるのでしょうか?

秋篠宮様は「秋篠宮皇嗣」と最近よくニュースで言われ、

「皇嗣」の読み方は「こうし」ですが、一体どんな意味あいなんでしょう。

そして、なぜ秋篠宮様は「皇太子さま」と呼ばれないんでしょうか。

今回は、皇嗣・皇子・皇太子の意味の違いや意味と読み方などとともに、

愛子様が天皇や皇太子になれない理由なども紹介します。

新天皇について

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2019年(平成31年)4月30日、実父・第125代天皇明仁の退位で、

翌日の令和元年5月1日から第126代天皇になられたのは、

元皇太子の徳仁(なるひと)さま。

別名、浩宮(ひろのみや)殿下ともおっしゃいました。

新天皇陛下は、1960年(昭和35年)2月23日生まれの59歳。

ですので、今後の天皇誕生日は

毎年2月23日

ということになります。

徳仁さまは、皇太子時代は皇居ではなく赤坂御用地内の東宮御所(とうぐうごしょ)に、雅子さまと愛子さまとともにお住まいでした。

天皇陛下に即位されてから皇居(千代田区)に移られたことになります。

ちなみに、美智子さまに続いて新皇后陛下になられたのは雅子さまなので

皇太子妃雅子さま⇒皇后雅子さま

の敬称で今後呼ばれることになります。

さて、徳仁さまが新天皇陛下として即位された以後は、

皇位継承順位1位になるのは天皇の子である愛子さま…ではなく、

弟の秋篠宮さまになりましたね。

このことが、「皇太子」の座を巡って問題が生じているのですが、

そもそも「皇太子」とはどういう意味なのか確認してみましょう。

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皇太子・皇子・皇嗣の違いや意味は?

皇太子・皇子・皇嗣、そもそもこの3つの違い。

日本の【皇室典範】(こうしつてんぱん)においては次のように定義されています。

■皇嗣(こうし)

皇位継承順位第1位の皇族を指す呼称。

第126代天皇徳仁在位中の皇嗣は、皇弟の秋篠宮文仁親王

■皇子(みこ、おうじ)

皇子は、天皇の息子のこと

■皇太子(こうたいし)

「皇嗣たる皇子」を皇太子という。つまり、皇位継承順位第1位でかつ天皇の息子という2つの条件が揃って「皇太子」とされる

秋篠宮様は皇太子になる?ならない?

皇太子であった徳仁(なるひと)さまが、令和時代の新天皇になられたのち、

次に「皇太子」の座に就かれる方は誰なのか?という疑問について答え。

結論からいうと、皇太子は現在、空位・不在になります。

先ほどお話ししたように、皇太子とは、

  • 皇位継承順位第1位
  • 天皇の息子

という2つの条件が必要なので、新天皇の弟宮である秋篠宮殿下は「皇太子」にはならないのです。

皇位継承順位は、新天皇陛下の弟、秋篠宮さまが2位から1位に繰り上がりましたが、

秋篠宮さまを「皇太子」とは言えず、秋篠宮さまは「皇太子」にはなれません。

そのため、令和の新天皇の即位によって、皇位継承第1位の方を「皇太子」とは呼ばなくなった(呼べなくなった)わけです。

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秋篠宮様の「皇嗣」の読み方は「こうし」

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では、新天皇即位後の秋篠宮さまはなんと呼ばれるの?というと、

「皇嗣(こうし)」

と呼ばれ、

  • 皇嗣殿下
  • 皇嗣文仁親王殿下
  • 秋篠宮皇嗣殿下

などと言われています。

「皇嗣(こうし)」とは、単に「天皇の跡継ぎ(皇位継承順位1位の皇族)」という意味なので、

つまり「皇太子」から「天皇の息子」という意味を除いたような意味合いになるわけですね。

すから、新天皇即位後は「皇太子さま」という敬称で呼ばれる方が不在となります。

厳密には、令和時代に、皇后雅子様に男の子がご誕生しない限り、皇太子は不在ということになります。

そして、令和時代が終わり、現状の【皇室典範】のままだと、次は秋篠宮殿下が天皇になるわけですが…

そうなると秋篠宮殿下の第一皇子でである悠仁親王(ひさひとしんのう)殿下が皇太子となるわけですね。

愛子様が「皇太子」「天皇」になれない理由

結論からいますと、愛子さまは「皇太子」にも「天皇」にもなることはできません。

現状の皇位継承の規則を定める【皇室典範】第一条では

「皇太子」の条件は「天皇の息子」である必要があり、

“皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する”

と決められているからです。

つまり「皇太子」は、皇嗣(跡継ぎ)でなければならず、

皇位継承順位が1位でなければならないからです。

愛子さまを皇太子にするには、愛子様が皇位継承順位1位にになるような皇室典範の改正が必要になります。

女性天皇が容認されたら継承順位はどうなる?

令和の新天皇のご即位にあわせて、議論されている「女性天皇容認」論。

現在、皇位継承資格をお持ちなのは、継承順位順に

【1】秋篠宮さま (53歳)

【2】悠仁さま (12歳)

【3】常陸宮さま (83歳)

のたった3人にだけ。

これでは、安定的な皇位継承において危機的な状況なのは明らかです。

もし「女性天皇容認」となれば、皇位継承の順位は大きくかわります。

長子優先で女性天皇を認めるよう皇室典範が改正されると、皇位継承順位は

【1】愛子さま (17歳)

【2】秋篠宮さま (53歳)

【3】眞子さま (27歳)

【4】佳子さま (24歳)

【5】悠仁さま (12歳)

【6】常陸宮さま (83歳)

【7】彬子さま (37歳)

【8】瑶子さま (35歳)

【9】承子さま (33歳)

という順番に。

愛子さまが皇位継承順位の筆頭となり、同時に『愛子皇太子』の誕生となるわけですね。

有る世論調査で、女性天皇を認めることの賛否を尋ねた結果、

「賛成」79.6%「反対」13.3%

で賛成が大多数。

今後の議論の行方が見逃せませんね。

秋篠宮様は皇太子になる?ならない?「皇嗣」の読み方や意味まとめ

「次の天皇=天皇の息子=皇太子」という今まで当たり前だと思っていたことが、実現不可能となった令和時代。

現在、皇室には天皇陛下の孫世代の男子は悠仁さましかいらっしゃいません。

「男系男子」しか皇位を継げない現行の皇室典範のルールでは、悠仁さまに将来男子が生まれなければ、皇位継承者が消滅してしまいます。

今の皇室典範はじめ、皇室経済法という法律や、宮内庁という組織もすべて、

皇位は親子継承しか前提にしてこなかったことが、今の問題を引き起こしています。

そもそも、皇室典範を定めた明治時代には、このような事態を想定していなかったのでしょう。

・皇太子の定義を変えるという案
・愛子様を皇太子にするよう『女系・女帝』を容認する案

などいろいろな案が持ち上がっていますが、いずれにしても時間がありません。

今後どのように、皇室典範の内容が変わっていくのか、引き続き注目していきたいと思います。

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